塗装工事の悩み110番!!(第11号) 【屋根塗装?葺き替え?】
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塗装工事の悩み110番!!(第11号) ┃
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┃ ~ NPO法人塗装工事研究会に寄せられた塗装工事に関する
相談内容を皆さんと共有 ~
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こんにちは、NPO法人塗装工事研究会 会長の森雅弘です。
最近寒いですね。
本当に職人のみなさまには関心します。
外の仕事、わたしにはできませんね。
さむくてうごけません。
今回で11回目になるメールマガジンです。
消費者からの相談をご紹介します。
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屋根の塗装そして葺き替え
Q 屋根塗装について。
あるリフォーム業者から、年数の経ったコロニアル
(我家は30年以上)は塗装する事が、
かえって排水に害の原因になり(合わせ目の詰り)良くない、
やるなら新替えかカバー材の上葺き施工が望ましい、
と言われました。判断しかねています、
この説の正否をお教えください。お願いいたします。
A 確かにコロニアルは、塗装工事をすることによって
雨漏りする可能性があります。
新しくても、古くても雨漏りする
確率はそうそう変わりません。
年数の経ったコロニアルが塗装すると雨漏り
するということではないのでご注意下さい。
雨漏れを防止する対策としては、塗装工事の中で
行われる「縁切り」と、いう作業をすれば
大体防ぐことは出来ます。
また、部品を使って強制的に縁切りするものも
発売されてます。
もし、塗装工事で考えられるのでしたら、
「縁切り」がポイントになります。
築30年以上経っているということですので、
塗装でなく葺き替えも考えることは
良いことだと思います。
現地を見たわけではありませんので、
はっきり言うことは出来ませんが、
屋根材の下地がふかふかしているようでしたら、
かぶせる方法でなく、同じコロニアルをもう一度
葺き替えたほうが良いと思います。
と、言いますのは、
ベニアも痛んでいるので交換しなければ
いけないからです。
痛んでいる上に、新しい屋根をつけてしまうのも
考えものです。
もし、下地がしっかりしているのでしたら、
カバー工法も良いかと思います。
研究会でお勧めしているのは、既存のコロニアルを
はがして、下地を直して、ルーフィング(防水シート)を
張り替えて、同じコロニアルを張り替える方法です。
カバー工法ですと、新しい屋根材の分重量が
重くなるからです。
同じコロニアルに葺き替えですと、今と同じ条件ですから
耐震的にも良いかと思います。
家は耐震上、なるべく屋根を軽くするのが
ポイントです。
まして、築30年を超えていると言うことですので
カバー工法より既存のコロニアルに葺き替えを
お勧めしたいです。
以上ですがお分かりになりましたでしょうか?
わからないことがあればまた、ご相談下さい。
失礼します。
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■編集後記■
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今月中に神社鳥居の塗装を行います。
場所は八街です。日時が決まりましたら
ご連絡します。
一緒に塗りましょう!! 森 雅弘
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発 行 NPO法人 塗装工事研究会
会長 森 雅弘
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森 雅弘
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